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ブルーラジカルP-01ブルーレーザーの治療に関して

ただいま多くの方からお問い合わせを頂いておりますが、遠方からの方もいらっしゃるので、当院での治療に関してご説明申し上げます。
歯周病は慢性疾患であるため、遠方の方で継続的な治療(SPT含む)を受けておられない方、かかりつけ歯科医がいらっしゃらない方で単発でこのレーザー治療を受けたいと言う方は現在お断りさせて頂いております。(歯周病治療は初期治療からきちんと行わないと必ず失敗します。)

以下、かかりつけ歯科医がおり、継続的な歯周病の治療を受けている方が対象となります。
遠方の方で通院が大変な方に関しては、当院への通院回数を減らすため事前にかかりつけの先生と以下のことに関してよく相談の上ご連絡ください。
このレーザー治療を受けるかどうか、(このレーザーに関してはLuke社のHP参照 https://luke-br.com )どの歯を対象とするのか、治療をお受けになる場合は以下のものを予め郵送、もしくはメール添付にてお送りください。その後当院から予約のお電話を差し上げます。

郵送いただく物
  • ●紹介状(診断名、既往歴、全身疾患など簡単なものを書いてもらって下さい)
  • ●直近の歯周ポケット検査表
  • ●直近のレントゲン(デンタル、パノラマ問わず)
  • ●費用:自由診療になります。
  • ●かかりつけ歯科医への紹介状作成費用(かかりつけ歯科医へお支払いください)
  • ●レーザー治療:SPT継続中の場合¥16,500(税込)/1本(当院へお支払いください。カード可)SPTを行っておらず、今後とも歯周病治療を開始継続しない場合は治療費が異なります。※現在は受け付けておりません。
  • ※必ず治療後にかかりつけ歯科医の医院で再評価の検査を受けるようにして下さい。

よくある質問

お問い合わせの多い内容に関して書いておきます。

  • Q, ブルーレーザーで歯周病は治りますか?

    A, 歯周病は治りません。ブルーレーザーは殺菌によって結果的に歯周病の進行を止めるものであって、組織を再生するものではありません。

  • Q, ブルーレーザーを使うことで歯を抜かずにすみますか?

    A, 抜歯の診断を受けている歯に関しては、諸要因が複合的に絡み合っているために端的には言えません。経過を知っておられるかかりつけ歯科医の先生が、最もあなたの歯のことを分かってらっしゃると思います。

  • Q, ブルーレーザーは何に効果があるのですか?

    A, 今までになかった殺菌力を体に害を及ぼさずに発揮できるのがこのレーザーの特徴です。さらに歯周ポケット内の機械的洗浄とフリーラジカルを局所に発生させ殺菌することを同時に達成できる、歯周病に最も適した治療器です。従来の歯周ポケットの機械的洗浄や抗生剤に加え登場した、歯周病菌に対して強力な新しい選択肢です。詳細はLuke 社のhpをご覧になって下さい。https://luke-br.com

  • Q, 治療は1回で済みますか?

    A, 対象となる歯の数、ポケットの深さによって変わってきます。浸潤麻酔を使うため治療本数が多くなる場合は通院日数を増やした方が安全です。

  • Q, レーザー治療を一度やればもう2度としなくても大丈夫ですか?

    A, その歯、口腔内が再感染しやすい状況になっていれば(メンテナンスの状況、生活習慣、菌層、歯周組織の破壊度合いなど)、いずれ歯周病の再発は起こると思います。またその方の口腔内の菌層によっても再感染のし易さや、再増殖スピードが異なると考えられ、これは今後の研究を待つ部分だと思います。ですので、答えとしては今の段階では、2度とやらなくて済むとは言い切れません。

実際のやり取り事例

お問い合わせ頂きました内容から、実際のやり取りを事例していくつかご紹介致します。

実際のやり取り事例①

⚪︎⚪︎様
お問い合わせありがとうございます。
大磯デンタルオフィスの郭です。

歯周病治療器に関してですが、治験において「歯周病が治る」と言う事を認められたのはこの治療器の使用によって、この歯周ポケット浅くなった、排膿などの臨床症状が消失したと言う結果があったからでした。

ただ、諸説ありますが、歯周病によって一度破壊されてしまった歯周組織は再生しないと言うのが当院の基本的な考えであります。 例えば再生療法というものがありますが、これはかろうじて生き残っていた歯周組織が再生療法の手助けもあって回復していると考えております。そのためゼロになってしまった歯周組織を復活させることは、この治療器を使用したとしても不可能です。

そのため、当院でのこの治療器の位置付けとしては高い殺菌力により、歯周病の進行に対して、従来の治療法よりもはるかに強いブレーキをかけることができるものではあるが、歯周病を完全に治すものではないと捉えております。この強い殺菌力によって揺れ始めの歯は揺れがおさまる可能性も高まりますし、膿が止まる可能性も高くなります。このため歯周組織の状態が、破壊され続けている状態から、安定する状態に移行させられる可能性が高い治療器です。

ただ、他院にて抜歯の適応と診断を受けている歯に関しては、瀕死の状態であるという事です。この歯を救うことができるか否かは一概には言うことができません。
少しでも抜かずに延命させたい、と言う方向性であればこの治療器を使うメリットは大きいです。
この治療器で歯周病が完全に治る、と言うイメージをお持ちの場合は、この治療はお受けにならない方が良いと思います。

歯周病で抜歯適応の診断を受けている方に当院でよくご説明する内容としては、
1、歯のトリアージを行い、残せない歯は積極的に抜歯し、残せた歯で口腔機能(咀嚼、嚥下、発音)を維持回復するように咬合を再構成し、口腔機能を回復する
2、揺れ、排膿、出血、痛みなどの諸症状と付き合いながら、できることを(定期検診、レーザー治療、セルフメンテナンスなど)を粛々と行い、少しでもその歯を抜かずに延命させるようにしていくのどちらかが良いと提案させて頂いております。
1、は個々の歯を諦めても、口腔機能を守ります、2、は歯に対するホスピスのような接し方になります。
ブルーレーザーに関しては、誤解がないように細かく説明させて頂きました。きつい内容に思われたのであればご容赦ください。当院としても、安易に治りますよ、といって結果が伴わない事は患者様の意向と相反することになってしまうと思いましたので、あえて厳しめの表現を使わせて頂きました。

ただ、この治療器は素晴らしいものであることは間違いありません。当院でもきちんと結果が出ております。歯科医療もまだ、歯周病に対しては完全に勝てない状況であることは変わりありませんが、この治療器は世界的で初めて菌に対して高い攻撃力を持つことが実証された治療器であり、有用であることは間違いない事を末尾に付け加えさせて頂きます。

実際のやり取り事例②

お問い合わせありがとうございます。
ブルーレーザーの治療に関しては現在予約の制限などは特にありません。
ただ、歯周病治療の一連の流れの中で用いるものであるので、現在かかりつけの先生からの紹介状は必要となります。
また、本数の指定などはかかりつけ歯科医の先生とご相談の上、予め決めていただけたらと思います。

処置自体は1本であれば浸潤麻酔を行い、1時間もかからず終了します。ですので事前の連携がきちんと出来ていれば。1回で終わります。

ただ、〇〇さんの口腔内の菌種によって、どれくらいの期間で症状を呈するレベルまで菌数が戻るのかは、今後の研究を待たないとわからないところです。わかりやすく言うと、ブルーレーザーによって一度は良くなりますが、再発するかも含めて未知数です。将来的にまたブルーレーザーの治療を何回か行う可能性もあると言うことです。
ブルーレーザーに用いる過酸化水素水、レーザー光ともに人体への害はありませんので、繰り返し行うことのデメリットは、時間と経済的な点だけです。この機械の安全性は治験で認められています。
金額は1本15000円に消費税になります。
当院も予想以上に日本全国から問い合わせが来ていますので、今後かかりつけ歯科医の先生へ書いていただく紹介状や事前問診の項目などを整えていく予定です。

もしお急ぎでしたら、かかりつけの先生に紹介状(診断名、既往歴、全身疾患など簡単なものを書いてもらって下さい)直近の歯周ポケット検査表直近のレントゲン(デンタル、パノラマ問わず)問診票(当HPのものをお使いご自身でご記入ください)の書類を作成して頂き、事前に送っていただけたらと存じます。

なお、ブルーラジカルP-01を用いた治療は自由診療(保険外診療)になります。かかりつけ歯科医への紹介状作成費用もかかりつけの医院へお支払いくださるようお願いいたします。

実際のやり取り事例③

初めまして。
大磯デンタルオフィスの郭と申します。

歯周病の状態は千差万別のため、一概には言えませんが、ブルーレーザーは今までにない効果が得られる機械である事は間違いありません。

ただ、期待し過ぎるのも駄目でして、その辺はホームページに載せてありますので、一読頂ければと思います。

また、主治医の先生の意見も聞いてみてください。歯周病は歯科医院と長く付き合って行かなければならない病気です。今のかかりつけ医との関係を壊さぬ様に、うまくブルーレーザーを使うのが良いと思っております。その上で、紹介状、レントゲン写真、直近のポケット検査表を頂ける様でしたら当院までお送りください。

よろしくお願い致します。

実際のやり取り事例④

初めまして。
大磯デンタルオフィスの郭と申します。

予約は今のかかりつけの先生がいらっしゃる場合は紹介状、レントゲン、直近の歯周病検査結果などの資料を事前にお送り頂いた後にこちらからお電話差し上げ、お取りする形にさせて頂いております。もしかかりつけ医にて歯周病治療を継続されていない場合、もしくは歯医者にしばらくいっていない場合は当院で歯周基本治療(保険内治療)から始め、その後必要であれば最も効果のあるタイミングでブルーレーザー(自費治療)を使用します。通常通りお電話にてご予約をお取り下さい。

ブルーレーザーのみ当てたい、というご予約は現段階ではご遠慮いただいております。
ホームページお知らせ欄に載せてあるのでご一読ください。
よろしくお願い致します。

実際のやり取り事例⑤

お問い合わせありがとうございます。

大変お困りの様ですね。診察はいつでもさせて頂きます。

ただ、ブルーラジカルP01に関しては殺菌力が強いのが特徴で、歯周組織の再生をするものではありません。
そのため、揺れがとても強い状態ですと歯周組織の破壊が深刻なレベルまで進んでいる可能性が高いです。

この話はホームページにも書いておきましたので一読頂けたらと思います。
また、前歯にこの様な問題が起きている場合は、かみ合わせのバランスが崩れており、本来奥歯が受けるべき力を前歯が受けていることで歯周病の進行が早くなっている可能性もあります。

ですので口腔内を全体的に診ていかないと歯を失ってしまう負のスパイラルから脱却できない可能性があります。分かりやすく言いますと、前歯の感染に関する問題は良くなったものの、ご自身の噛む力によって壊してしまい抜かなければならなくなってしまうということです。

私が危惧するのは、そのような状況ですと治療規模が大きくなるかもしれないということ、通院は可能かということ、今の先生との関係性を崩して頂きたくないということ、の3点です。
それらが問題ない様であれば一度拝察させて頂きます。

ご予約はお電話でお願い致します。
取り急ぎ乱文失礼致します。