歯の傷を埋めて輝きを取り戻す、本当の意味でのケア

ナノケアとは?

歯石取り、スケーリング、着色について

歯科医院で歯石を取ってもらったら、逆に着色が目立つようになった、歯石を取るたびに歯石が付いていますよと言われる、という経験はありませんか?

そもそも保険治療で「歯石取り」や「スケーリング」は何をやっているのかというと、超音波で振動する金属の器具を歯石に当てて砕いています。
「歯石取り」は治療行為なので、治療している病気は歯周病、目的は感染源の一つである歯石の除去です。
では歯の表面に付いた茶しぶ、よごれ、ヤニはどうでしょう。「着色」は病気ではありませんね、病気の原因でもありません。よって保険適応で取り除く事はできません。

ここでひとつ想像してみてください。新車のピカピカしたボディーに振動する金属を押し当てる。当然傷が付きますよね?「歯石取り」も実は同じ事をやっています。歯石を取るという目的は達成されますが、歯には傷が付きます。アメリカで歯石取りを行う際は
「歯が少し削られますがよろしいですか」という項目が治療の同意書にあるそうです。

すなわち、歯周病を予防治療するために「歯石取り」を行っているのであれば問題ないのですが、「歯を綺麗にしたい、美しくしたい、ツヤを出したい、よごれを取るだけではなく着色しづらくしたい」という要望に対しては、保険による方法では答える事ができません。健康な方の更なる健康美を提供するために当院が用意しているのが「ナノケア」です。 

ナノケアとは?

ナノケアの目的は、ナノ単位のエナメル質表面の傷にナノ粒子を埋め込む事で表面を滑沢にすることです。
効果としては、エナメル質の表面が滑沢になり、ツヤが出て着色や汚れが付きにくくなります。

どうやるの?

 歯石がある場合は先に従来の方法で歯石を取ります。
       ↓
 歯の表面についた汚れを化学的に浮かせて除去します。
       ↓ 
 ナノ粒子を歯の表面にすり込みます。
       ↓
 これを繰り返します。

よくある質問

Q.ナノケアで白くなりますか?
A.ナノケアはエナメル質の表面のケアなので、歯の内部からの色を白くするホワイトニングとは異なります。ただ、表面についている汚れはとても綺麗に落ちます。

Q.何回かかるの?
A.ナノケアは残念ながら1回では終われません。長い間に出来たエナメル質の傷は1回では埋まりません。特に傷が深ければ深いほど回数はかかってしまいます。2週間に1度の治療期間を3ヶ月間、その後は回数を減らします。最終的には年に1回のナノケアを持続してゆきます。定期的に歯石除去をして歯周病予防をするのと同様にナノケアでエナメル質ケアをすることをおすすめします。

Q.効果はどれくらい持続するの?
A.ナノケアは1回では持続することはできません。年に1回のナノケアをすることで効果も持続します。

Q.他に注意することはありますか?
A.市販の歯磨き粉は研磨剤が入っているので、せっかく当院でナノケアによるエナメル質の傷が埋まるようにケアしているのにホームケアで逆に傷つけてしまう行為をしては逆効果になってしまいます。ナノケアを開始後は当院指定のものを使っていただいた方がエナメル質のツヤが持続します。

Q.費用はいくらかかるの?
A.ナノケアを行う部位は個人個人異なります。上か下の前歯の表面(6歯)で1回2,000円〜です。

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